葬儀のよくある5つの相談事例と回答

いざ葬儀について考えようとしても、いったい何から考えればよいのか、何をすればよいのか分からないという方がいます。
そこで、葬儀に関する相談の中から、よくある5つの相談事例を紹介します。相談の内容ごとに解決方法や回答も紹介するので、参考にしてください。

第1位「葬儀は初めてで、何から考えればいいのかわかりません」

人生で葬儀を経験することは、そうあるわけではありません。身近な方の葬儀の準備ともなれば、戸惑う方も多いでしょう。

葬儀は喪主やその家族の考え方次第で、内容が大きく変わります。万が一の時に備え、葬儀の前に考えておきたい、5つのポイントを紹介します。

葬儀のスタイル

家族葬や一般葬など、どのような葬儀のスタイルで行うのか考えましょう。家族だけで行うのか、会社関係や近所の方も呼ぶのか、呼ぶのであればどこまで声を掛けるのかによって、葬儀のスタイルが決まります。

宗教・宗派

どのような宗教・宗派を信仰しているのかを確認しましょう。仏教葬や神道葬など、葬儀の内容が決まります。菩提寺との付き合いはあるが、無宗教葬を行いたいという方は、菩提寺に確認する必要があります。

参列者の人数

どれだけの方が集まりそうか、目安となる参列者の人数を算出しましょう。算出方法は、「家族・親族の人数」+「一般の参列者の人数」です。一般の参列者とは、会社関係や近所の方などです。

斎場を決める

家から近い斎場や、遠方から参列する方にとってアクセスのいい斎場など、何を重視するかを明確にした上で、参列者の人数に合わせて斎場を選びましょう。

安置場所を決める

病院で逝去すると、短時間で故人を連れて病院から移動しなければなりません。連れていく先が自宅なのか、専用の安置施設にするのかを選びましょう。

第2位「家族葬はどんな葬儀なのか教えてください」

家族葬は、最近増えつつある葬儀スタイルで、家族や親族、親しい友人など、故人と親しい方だけで行う葬儀です。

家族葬は、故人と親しい方だけで送るため、一般的な葬儀にはないメリットもありますが、その一方でデメリットもあります。まずは、家族葬のメリットから紹介します。

家族葬を行う3つのメリット

家族葬を行う一つ目のメリットは、一般的な葬儀に比べて参列者の人数が少なく、挨拶に時間が取られないので、故人とゆっくりお別れができることです。

メリットの二つ目は、故人と親しい方だけが参列するため、家族の要望を葬儀でかたちにしやすいことです。

メリットの三つ目は、参列者が少ないことで、葬儀の準備にかかる時間も抑えられ、葬儀の日を迎えるまで、故人のそばで過ごす時間が持てることです。

家族葬を行う3つのデメリット

家族葬を行う一つ目のデメリットは、家族葬は、一般的な葬儀に比べて参列者が少ないので、一般葬より香典の総額が低くなることです。その結果、香典から葬儀費用の支払いに回す額が少なくなり、最終的に支払う葬儀費用の総額が高くなる可能性があります。

デメリットの二つ目は、家族葬では呼ぶ方を限定するため、葬儀を終えた後に、呼ばなかった方から、「どうして葬儀に呼んでくれなかったのか」と、質問されることがありえることです。

デメリットの三つ目は、葬儀を終えた後、葬儀に呼ばれなかった方が、「最期に手を合わせたい」と自宅へ弔問に訪れることがあり、その都度対応が必要になることが考えられることです。

第3位「葬儀の費用はいくらかかるんですか」

日本消費者協会の「第11回 葬儀についてのアンケート調査」によると、葬儀費用の平均は約195.7万円です。

また、葬儀にかかる費用の内訳で、大きく3つの項目に分けられる葬儀一式費用、飲食接待費、寺院費用の平均は以下の金額です。

葬儀一式費用 飲食接待費 寺院費用
121.4万円 30.6万円 47.3万円

葬儀費用は地域ごとに異なりがあるため、あくまで目安として考えましょう。

第4位「突然亡くなったのですが、どうしたらいいですか」

病院で逝去すると、病院によっては2、3時間で故人の移動を求められることがあります。移動のために必要な寝台車は、葬儀社に依頼すればすぐに手配してくれます。

葬儀社が決まっている場合は、すぐに連絡しましょう。葬儀社が決まっていない場合は、病院が紹介してくれる葬儀社に依頼することもできます。

その場合は、寝台車だけの手配を依頼し、葬儀を依頼する葬儀社は移動後に探すことを明確に伝えましょう。

寝台車の手配だけをしてくれる葬儀社はたくさんあります。病院が紹介してくれた葬儀社が、葬儀も合わせて依頼しなければ、寝台車を手配してくれない場合は、インターネットで葬儀社を探してください。

急いで葬儀社を決めない理由は、葬儀費用やサービスについて十分な説明がないまま、葬儀を依頼することを避けるためです。

自宅で逝去した場合は、かかりつけの医者がいれば、かかりつけの医者に、いなければ警察に連絡しましょう。

第5位「亡くなった後に、自宅へ帰せない時はどうするの」

葬儀の日まで、故人を自宅に休ませることができない方は、専用の安置施設を利用しましょう。安置場所は3種類あります。

  • 専用の安置施設
  • 斎場の安置施設
  • 寺院

安置施設によっては、故人と面会する時間が決まっていたり、葬儀社の社員が立ち会わなければ、面会できない場合があります。面会を希望する方は、事前に葬儀社へ連絡して確認しましょう。

葬儀について、代表的な5つの相談事例を紹介しました。このほかにも、葬儀について考えなければいけないことはたくさんあります。

わからないことが多すぎて、不安になる方がいるかもしれませんが、一人で悩まずに葬儀社に相談してはいかがでしょうか。